在宅への想い
スター倶楽部のある利用者様をご紹介させていただきます。
「末期がん」を宣告され、入院生活を送っていらっしゃいましたが、在宅での生活を希望され、県外に住む娘さんがその『想い』を受け止めました。担当のケアマネージャーに相談し、医師の判断のもと退院できる時期を検討されました。
退院後の生活を支えるために、訪問看護スタッフ・訪問介護スタッフに加え、私たち「スター倶楽部」もデイサービスでお手伝いさせていただく事になりました。
体調の様子をうかがわせていただきながら、「スター倶楽部」での生活を楽しんでいただこうと、スタッフ皆で心を込めてお手伝いさせていただきました。
コーヒーがお好きで、よく飲んでくださいましたが、娘さんは「家では飲んでなかったので、知らなかった」と驚いていました。
若い頃は、囲碁をされていたようで、かつての囲碁仲間の方に来ていただいて、何十年ぶりの囲碁を楽しんでいただきました。
みかんがお好きで、一度に2~3個をペロリと食べていらっしゃいました。
お風呂が大好きで、スタッフとの会話を楽しみながら長風呂を希望され、上がっていただくのに苦労するほどでした。
お身体がきついだろうに一言も弱音を吐かず、それどころか私たちへの「ありがとう」を何度も何度も言ってくださいました。
近年のスナップ写真が少ないとの事でしたので、「スター倶楽部」でのお写真を撮り「アルバム」を作ってさしあげました。
たった半月間の4回だけのご利用でしたが、私たちは多くの事を学ばせていただきました。
『「我が家」に帰りたい』の利用者様の想い
父親の想いを受けて実現させたいと頑張った娘さんの想い
その方々の想いを受けて、医師をはじめ多くの専門スタッフに連携をとり関係を束ねたケアマネの頑張り
利用者様は年明けに再入院され、もうスター倶楽部へ来ることはありませんでした。
でも、人生最後のお正月を「我が家」で過ごされ、そのお手伝いをさせて頂けたことは私たちの喜びです。
ありがとうございました。
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