地域での役割
昼食も終わり、少しゆっくりと団欒をしている時に、スター倶楽部の入口前の階段に、フラフラと腰を下ろして座るおじいちゃんがいらっしゃいました。
「どうしたのかな?」「大丈夫なのかな?」としばらく見ていましたが、汗でシャツがビッショリ濡れており、疲れ切っている様子でしたので、声をかけました。
すると、家に帰ろうとしているが分からなくなったようでした。
とりあえず、スター倶楽部の中に入っていただき麦茶と黒砂糖を食べていただきました。汗を拭くタオルも差し上げ、バイタルチェックもさせていただきました。靴に書いてあった名前は分かったものの、住所や地域名も言えませんでしたので、警察へ連絡をしても良いか確認すると、それについては拒否でした。「自分は家に帰れる。まっすぐ行けば家だから」と断固として断られました。
しかし、交番に全ての内容を報告し、対応を協議しました。とりあえずご本人がおっしゃる通りに、私が運転してお連れし、分からないようだったら警察への連絡の許可を再度お願いしてみるという事になりました。
意外に(失礼かな??)ご自分の家にはきちんと道案内ができ、無事に送り届ける事が出来ました。しかし、距離は3kmも離れた坂道を上り詰めた高台にある家でしたので、90歳手前の高齢者には到底無理な距離だったと思えます。ご家族も「探しに行こうとしている所だったのよ」と、大変心配している様子でした。
その内容を交番に報告し、私たちもホッとしました。
ご本人やご家族からもお礼を言われ、交番の警察官からもお礼を言われ、本当に良かったと思いました。
これが、地域での役割なのだと再認識致しました。
鹿児島市 デイサービス スター倶楽部 099-248-9231
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